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明日7日の関東甲信は気温大幅ダウン 9日頃は台風の接近で交通機関への影響も

2025年10月06日16:24

日本気象協会 本社岡本 朋子

明日7日は関東甲信で気温が大幅にダウン。今日6日より10℃近く低くなる所も。9日(木)頃は台風22号の接近で、大荒れになるおそれも。交通機関に影響が出る可能性があるため、最新の情報に注意。

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明日7日 関東甲信は気温大幅ダウン 10℃近く低くなる所も

今日6日、関東甲信では午前のうちに気温がグンと上がり、30℃以上の真夏日になった所がありました。山梨県甲府では31.6℃、神奈川県三浦で30.5℃(10月としては観測史上1位)、横浜でも30.1℃。横浜では真夏日日数が84となり、2023年に並んで過去最多になりました。

ただ、午後は所々で雨が降り、気温がグッと下がってきています。明日7日は日差しがほとんどなく、気温は朝からあまり上がりません。最高気温は今日より大幅に低くなり、10℃近く低くなる所もあるでしょう。真夏日になった甲府では、最高気温が23℃と10月中旬並み。横浜や東京も今日より5℃以上低くなり、この時期らしい気温になりそうです。

9日(木)~10日(金)頃 台風の接近で交通機関へ影響も

台風22号は今日6日15時現在、父島の南西約190㎞を時速15㎞のスピードで北西に進んでいます。

台風は今後も北よりに進み、海面水温が高い所を通るため、発達する見通しです。明日7日には「強い」勢力になり、9日(木)には上から2番目のランクの「非常に強い」勢力まで発達するでしょう。
台風の中心が入る予報円(70%の確率で入る範囲)は、四国や近畿から関東など太平洋側の一部でかかっています。台風が予報円の最も北側を通った場合は、西日本から東日本の広い範囲が暴風域(風速25メートル以上)に入るおそれがあります。関東では9日(木)~10日(金)頃に風が強まり、雨の降る量が多くなることも考えられます。また、海上では大しけとなるでしょう。

交通機関への影響が出ることも想定されます。台風の進路によっては、今後の予想が大きく変わるため、最新の台風情報にご注意ください。

高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで

台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。

そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。

また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。

日々の気温変化が大きい 体調管理に注意

11日(土)以降も雲が多く、スッキリしない天気が続きます。

日ごとの気温の変化も大きく、最低気温は20℃を下回る日もあるでしょう。服装でうまく調節しながら、体調管理にお気をつけください。

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