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関西 さわやかな秋風から湿った南風へ

2018年08月19日19:15

日本気象協会 関西支社萬木 敏一

18日土曜日は、京都府京丹後市にある浜詰(はまづめ)海水浴場では、秋を感じさせるような空が広がり、濡れた体に当たる風が少し冷たく感じられました。20日月曜日以降は、南の海上から暖かく湿った空気が流れ込むため、蒸し暑さが戻ってくる見込みです。今週は、次々と近づく台風の動向に注意が必要です。

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蒸し暑さ復活

ここ3日間ほどは、北からの空気の影響で、朝晩を中心に涼しく感じられましたが、20日月曜日以降は、南から暖かく湿った空気が流れ込んでくるため、蒸し暑さが戻ってくる見込みです。また、夜も気温が下がりにくくなり、熱帯夜も戻ってくるでしょう。一度、涼しさを体験した体にとっては、こたえる暑さになりそうです。また、ムクムクとした入道雲が目立つような、不安定な空模様が続くでしょう。

太平洋側はウネリを伴った高波に注意

近畿地方の太平洋側の沿岸には、18日の夜から台風19号のウネリが届き始め、だんだんと波が高くなってきています。1000キロ以上離れた海域から届くようなウネリは、普段の波に比べるとかなりのエネルギーをもっています。一見、小さな波に見えても押し波、引き波は力強く、大型船をも大きく揺らしてしまう程です。今週の太平洋側は、波長の長いウネリを伴って波の高い状態が続くため、船舶関係や海でのレジャーは十分に注意をしてください。

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