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近畿 梅雨の入り口まだ見えず

2020年06月02日12:22

日本気象協会 関西支社萬木 敏一

近畿地方では、雨の季節が近づいてはいるものの、向こう一週間は天気が大きく崩れることはなく、晴れる日が多くなりそうです。

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梅雨前線の北上は足踏み

5月31日、四国地方では梅雨入りの発表がありましたが、向こう一週間は梅雨前線が北上せず、日本の南の海上付近で足踏みする見込みです。しかし、梅雨前線に伴う雲は南北の幅が約500㎞にも及びます。前線の微妙な動きによって天気予報が変わってくる可能性もありますので、これからの季節はこまめに天気予報を確認するようにしましょう。

晴れる日が多く、蒸し暑さパワーアップ

4日木曜日は、梅雨前線が南の海上からやや北上するため、近畿地方では南部を中心に雨が降る見込みです。その他の日は、梅雨前線が北上しきらず、晴れる日が多いでしょう。昼間の気温も内陸部を中心に30度くらいまで上がる日もあり、蒸し暑さが増しそうです。屋内で過ごす際も風通しをよくするなど、熱中症には十分注意をしてください。

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