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今日18日朝は梅雨入り前の大雨が関西を直撃 午後も引き続き土砂災害に警戒を

2024年06月18日11:49

日本気象協会 関西支社萬木 敏一

今日18日朝は活発な雨雲が関西を通過し、梅雨入り前に大雨となりました。今日18日の午後は、天気が回復に向かいますが、地盤が緩くなっている所や川が増水している所がありますので、危険な場所に近づかないようにしてください。

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通勤通学の時間帯に大雨 天気が回復する午後も引き続き注意・警戒を

関西では活発な雨雲が通勤通学の時間帯に通過し、梅雨入り前の大雨となりました。和歌山県田辺市の護摩壇山では3時間の雨量が100ミリ越え、大阪市でも8時台には1時間に20.5ミリの傘をさしていても足元がずぶ濡れになるくらいのどしゃ降りとなりました。午後は、活発な雨雲は東へ遠ざかるため、天気が回復に向かいますが、これまでの大雨で地盤が緩くなっている所があります。また、大きな川では、支流の水を集めて川の水かさが多く、流れの速い状態が続きますので、危険な場所に近づかないようにしてください。

土砂災害の前兆現象

土砂災害は、雨が弱まったり、やんだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。

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