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2026年 春の花粉飛散予測(第1報)
東日本と北日本は例年の1.3~2.5倍 今夏の猛暑が影響

2026年春の花粉飛散量は、九州から近畿では例年並みの所が多いでしょう。東海から北海道では例年より多く、非常に多い所もある見込みです。

2026年春 東京の花粉飛散量予測

2026年春の東京の花粉飛散量は、例年より多くなるとみられます。
飛散の多かった2018年、2019年に次ぐ多さとなり、2020年以降では最多となる見込みです。

2026年春 各地域の花粉飛散傾向

2025年夏は、全国的に高温・多照となり、雄花が形成されやすい気象条件となりました。一方、2025年春(前シーズン)の花粉飛散量は、西日本では例年より多く、東日本と北日本では少ない傾向でした。飛散量が多い翌年は雄花の形成が減少する傾向があるため、西日本では2026年春の花粉飛散量は広い範囲で抑えられるでしょう。東日本と北日本は、気象および前シーズンの飛散状況とも、飛散量が増加する条件が揃いました。

<例年比>
九州から近畿では例年の0.9~1.0倍で例年並みでしょう。東海から北海道は1.3~2.5倍と飛散量が多い見込みです。

<前シーズン比>
九州から近畿は、広い範囲で減少するでしょう。東海から北海道は多く、非常に多い所もある見込みです。

※1 花粉:スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ
※2 例年:過去10年(2016~2025年)の平均値

2026年春 都道府県別の花粉飛散傾向

北日本では例年より多くなるところが多い見込みです。その他、関東以南の地域でも「並」以上に飛ぶところが多くなります。
2026年の春も花粉対策を心がけましょう。

日本気象協会の花粉飛散予測とは

日本気象協会は1990年からスギ花粉の飛散予測を発表しています。日本気象協会の花粉飛散予測は、前シーズンの花粉飛散結果と気象観測データ、および雄花花芽の現地調査の結果などをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報をふまえて予測しています。

【花粉の種類について】
九州から東北はスギ・ヒノキ、北海道はシラカバ花粉の飛散量を表します。

【言葉の説明】
例年 :過去10年(2016~2025年)の平均値
前シーズン:2025年シーズンの飛散量
平年:1991~2020年の平均値

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