「持続可能な開発目標(SDGs)」は、人間と地球がともに繁栄できるために掲げた17の目標と169のターゲットが設定されています。14番目の「海の豊かさを守ろう」では10のターゲットがあり、将来にわたって海洋と海洋資源を誰もが利用し開発できるように保全していくための取り組みが明記されています。地球環境の保護と各国各地での経済活動へ大きく影響を及ぼす基盤ともなっています。
では日常生活のなかで私たちができる海を守ることは何でしょうか?
ひとつ挙げるとすれば、国連事務総長のメッセージでしばしば言及されている海洋プラスチックの問題です。メディアでも多く報道され私たちにも身近になっており、すでにペットボトルや食品の包装に使われているプラスチックを資源ゴミとして分別し、リサイクルすることで環境を守る行動をとっています。さらにレジ袋の有料化で必要の無いプラスチックの使用を抑えることを始めました。しかし未だに便利で手軽なプラスチックが必要とされ使われているのも現状です。これに代わる技術が求められ研究されていると聞きます。新たな技術革新で私たちの生活が海や環境に優しいものになることを望みたいと思います。
もう一つ私たちにできる「海の豊かさを守る」ことは「海に興味を持つ」ことではないでしょうか。問題意識がグッと鮮明になってきませんか。夏の想い出の海だけでなく、その向こうにある見えない海の問題を身近にしてくれるのが海の生物の生態です。人気の水族館はまるで海にいるような感覚で海の中を見せてくれます。海で生きている生物たちの美しさや素晴らしさ、また生きていくための行動を見ていると、私たちと同じ生命の愛おしさを感じてきます。海の生物に共感することから海を守る行動が自然に素直にできるようになるのでは、と思うのです。
豊かな海を守るのは私たちひとりひとりの責任。今まで行ってきたリサイクルの実践やマイボトル、エコバッグの率先利用はもちろん持続です!
参考:
一般社団法人SDGs支援機構みらいい:SDGs14