2025年の4月こと座流星群の観測ポイントをチェックしておきましょう。
■観測する時間
2025年の4月こと座流星群は、「4月22日(火)夜遅くから23日(水)未明にかけて」が見頃です。夜間の天体観測は、周囲の安全に気をつけましょう。また、観測の際に身体が冷えることもあります。
天気予報で気温を確認しておくことがおすすめです。
■観測する方角
観測する方角にこだわる必要はありません。ひとつの方角に集中せず、空を広く見渡しましょう。放射点(※1)を中心に四方八方へ放射状に飛び出すように流れて見える流星は、夜空のどこにでも出現します。そのため、一点ではなく空全体を眺めるほうが、より多くの流星を捉えやすくなります。
■観測する場所
流星の観測に適しているのは、街明かりが少なく、空を広く見渡せる開放的な場所です。人工の明かりは、流星観測の妨げになってしまうためです。目が暗さに慣れるまでには時間がかかるため、最低でも15分間は観察を続けましょう。
■観測する方法
肉眼での観測が一番おすすめです。天体を拡大して見る望遠鏡は、流星のように広い範囲の現象の観測には不向きなためです。星座早見盤があれば、流星観測の合間に、夜空に広がる星や星座を楽しめるでしょう。楽な姿勢で観測したいときは、背もたれの角度を調整できるイスや、上に寝転べるレジャーシートが役立ちます。
※1:流星群の流星が四方八方に流れるその中心となる点のことを「放射点」と呼びます。この放射点の高度が高くなるほど、流星の出現数が増えます。