てっぺんの雄花から花粉が落ちて、めしべがキャッチし、見事受精が成功すると、粒が徐々に大きくなります。すると、粒が成長する過程で、それぞれの粒はなんと、二つに分裂するのです。
したがって、もともとの粒がたとえ奇数個だったとしても、成長過程で二つに分かれるため、粒の個数は必ず偶数になります。そして、粒は2個で1セットなので、列も偶数。断面を見てみると、列の数が偶数であることがわかります。
粒の数も、列の数も、どちらも偶数。普段なにげなく食べていたトウモロコシですが、そんな秘密があったとは驚きですね。
参考
JA福岡中央会:
トウモロコシのひげは何?NIKKEI STYLE:
MONO TRENDY「トウモロコシの粒の数は必ず偶数? 数えてみた」NHK for School:
トウモロコシのお花とめ花NHK for School:
カガクのミカタ「数えてみる」秀英予備校:
とうもろこしの粒の数は奇数?偶数?タキイ種苗株式会社:
とうもろこしの豆知識3選北海道新聞2021年8月18日27面:スイートコーン こーんなに甘い 芽室で収穫ピーク