このコーンムーンとよく混同されるのが「
ハーベストムーン」です。どちらも秋の満月につけられた呼び名ですが、その定義と由来には明確な違いがあります。
ハーベストムーンは、「秋分に最も近い満月」を指します。「
秋分」は昼と夜の長さがほぼ等しくなる日で、農作物の収穫期とも重なります。このため、ハーベストムーンは農業にとって特に重要な月として、世界各地で意識されてきました。
2025年の場合、秋分は9月23日、満月は9月8日です。満月から秋分まで半月以上離れているため、9月8日の満月は「コーンムーン」になり、ハーベストムーンは翌月10月7日の満月になります。つまり、2025年は、コーンムーンとハーベストムーンが別々に現れる年になります。
ほとんどの年が9月の満月「コーンムーン」が秋分に最も近い満月で、「コーンムーン」=「ハーベストムーン」になりますが、2020年は2025年と同様に10月の満月が「ハーベストムーン」でした。次回は2028年になります。
このように、その年の秋分の日と満月の日によって、ハーベストムーンとコーンムーンが同じになる年もあれば、別々になる年もあるのです。