7月の満月「バックムーン」 名前の由来は? 夏の夜空に思いを馳せよう
なぜ「バックムーン」と名付けられたのでしょうか。また「バックムーン」に込められた意味や願いについて、詳しく解説します。
「バックムーン」とは7月の満月
「Buck」はオスの鹿を意味しており、ちょうどオスの鹿の象徴でもある角が生え替わる時期であることから、7月の満月をバックムーンと呼ぶようになりました。
満月は月ごとに名前がある
昔の暦は今使っている「太陽暦」ではなく、月の満ち欠けを周期にした「太陰暦」を使用していました。満月から次の満月までは平均で約29.5日の間隔でやってきます。狩りや作物の収穫など自然と隣り合わせの生活を送る上で指標となっていたのが夜空に浮かぶ月です。中でも満月は目印となる特別なものとして、その月ごとにまつわる生き物や作物などから月の名前を付けたと言われています。
例えば、4月は春の鮮やかなピンク色の花が咲く頃で「ピンクムーン」、8月は「スタージョンムーン」です。スタージョンは英語でチョウザメのことですが、チョウザメ漁が最盛期をむかえる頃であることから名付けられました。
2026年の「バックムーン」は7月29日(水)
国立天文台によると、満月になる時刻は午後11時36分です。
東京の月の出は午後6時48分、月の入りは翌日午前4時58分となっています。
なお、月は平均約29.5日で、新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月という満ち欠けを繰り返します。この月の満ち欠けは、月と太陽との位置関係が変わることによって起こります。
月と太陽が180度離れたときに満月となります。満月の時の月の見え方は、日の入りの頃に東からのぼり、真夜中に南の空に見えます。日の出の頃には西へ沈みます。夜の間、長く月が見えることになります。
なお、月の見え方は、月の軌道や地球の自転で、季節によって変わります。太陽は夏至の頃が最も高くなる一方、月は空のかなり低い位置に留まります。夏の月はほかの季節に比べ、地上に近い位置で大きく見えるため、ぜひこの機会に写真撮影などを楽しんでみましょう。
「バックムーン」に込められた願いとは
諸説ありますが、この角の生え替わりは、「再生」や「健康」を意味し、さらに角が高価で取引された大きな「収入」源であったことから、バックムーンを眺め「健康運」や「仕事運」を願う文化が生まれたと言われています。
夏本番を迎えるこの時季、暑さや急な雷雨には注意が必要です。バックムーンを観測する際は、念のため雨雲レーダーなどで天気を確認するようにしてください。夏の夜空に浮かぶ神秘的なバックムーンを眺めながら、この季節ならではの風情に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

