九州 大雨長期化 記録的な豪雨のおそれ 最大級の警戒を
2020年07月06日11:12
6~8日、新たな線状降水帯の発生に警戒
今夜は梅雨前線が対馬海峡付近まで北上する見込みです。前線に向かって高温多湿な空気が入り、九州付近は線状降水帯が発生しやすい気象状態になる見込みです。
きょうの午後も発達した雨雲が九州付近にかかり、雷を伴い滝のような非常に激しい雨が降る所があるでしょう。局地的には猛烈な雨が降るおそれもあります。
あす7日(火)にかけて、梅雨前線は対馬海峡付近に停滞し、同じような所で激しい雨が降り続くおそれがあります。
雨は強弱を繰り返しながら、8日(水)にかけて降り続く見込みです。九州の多い所では8日にかけてさらに400ミリから500ミリを超える雨量になるおそれがあります。
九州 どこで災害が発生してもおかしくない
これまでの大雨により熊本県や鹿児島県、宮崎県、佐賀県で土砂災害が極めて危険な状態になっている地域があります。また、午前11時現在、熊本県球磨川、鹿児島県の万之瀬川や加世田川、肝属川水系、宮崎県広渡川水系酒谷川では氾濫の危険が高まっています。
状況に応じて、命を守る行動をただちに取って下さい。避難行動そのものが危険になっているところでは、急な斜面や増水した川から離れ、室内のできるだけ安全な場所に移動するなど、最大限の警戒を行って下さい。