
2024年8月、台風10号の被害などを受けて営業を休止していた、鹿児島県出水市の温泉施設が、復旧作業を終え、26日からプレオープンすることになりました。
これに先立ち、25日は神事が行われ、関係者が安全を祈願しました。
出水市武本の湯川内温泉 かじか荘は、江戸時代から伝わる名湯で、源泉が湯船の底から自然に湧き出す、全国でも数少ない温泉です。
施設は2023年9月から営業を休止していて、2024年、施設を新たに取得した、一般社団法人 純温泉協会が再開を目指そうとした矢先の8月、台風10号の被害に遭いました。
施設には大量の土砂が流れ込み、自慢の湯船も分からなくなる程の被害でしたが、全国からやってきたボランラィアの協力などを得て、約8カ月かけて復旧。
26日、日帰り温泉としてプレオープンすることになりました。
25日はこれに先がけて関係者が神事を行い、営業の安全を祈願しました。
湯川内温泉 かじか荘・山口 貴史代表
「全国の温泉ファンの皆さんはやっぱり、かじか荘のことが大好き。そういう方々からたくさんの支援をいただいて、愛されている温泉だと(感じた)。やっぱり『この温泉最高だな』と、一人でも多くの人に感じてもらいたい。みんなでこの温泉を盛り上げていく、守っていく流れを作っていきたい」
施設は7月中旬からの本格オープンを目指しています。
それまでのプレオープン期間中、入浴料は大人300円と通常より安くなっているということです。
定休日は毎週水曜日と木曜日です。