日焼け止め選びでお悩みのあなたへ!シチュエーション別の紫外線対策をご紹介
ライフ
4月に入ると、暖かい日も多くなり、薄着で過ごすようになる方も多いのではないでしょうか。腕まくりをしたり、半袖になったり、とにかく肌の露出が増えてくると気になるのが、紫外線です。月ごとの紫外線の強さをみてみると、4月の紫外線の強さは残暑で日差しの強い9月とほぼ同等です。
今回は「お散歩や買い物などのちょっとしたお出かけ」、「長時間のお出かけやレジャー」のシチュエーション別に、おすすめの紫外線対策をご紹介します。
生活シーンに合わせた紫外線対策
日本化粧品工業会の「生活シーンに合わせた紫外線防止用化粧品の選び方」によると、シーンに応じて正しく日焼け止めアイテムを選ぶことが大切です。
「日常生活や短時間の屋外活動」のときは、SPFは10から30、PAはプラス(+)からスリープラス(+++)を目安に、それに加えて「耐水性表示なし」となっています。また、「長時間の屋外活動」のときは、SPFは30から50+、PAはスリープラス(+++)からフォープラス(++++)を目安に、それに加え、UV耐水性は水に触れない、触れる、浸かるというシーンで異なっています。
SPFとPAとは
SPFは日焼けの主な原因となる「UV-B」を防ぐ効果を表す数値です。SPFが高いほど、肌が赤く炎症を起こすのを防ぐ効果が高くなります。PAは、主にシミ・しわ・たるみなどの原因になる「UV-A」を防ぐ効果を表す数値です。PAの「+」の数が多いほど、肌の黒化や弾力の低下を防ぎます。
人によってはそれぞれの数値が高すぎるとお肌への負担になることもあるようなので、「どのくらいの時間、紫外線を浴びるのか」という基準で選ぶと良さそうです。
UV耐水性とは
「UV耐水性」とは、水に濡れる場面での紫外線防止用化粧品を選ぶ際の目安となる指標で、「UV耐水性★」もしくは「UV耐水性★★」の2段階で表されます。汗に対する日焼け防止効果の維持を示すものではなく、あくまで水に対する強さを表している、という点に注意が必要です。
紫外線対策:お散歩や買い物などのちょっとしたお出かけ
コンビニや近所でのお買い物の際には、日焼け止めを塗るのも落とすのも面倒という方も多いのではないでしょうか。そんなときには「せっけんで落とせるタイプ」の日焼け止めがおすすめです。
短時間のお出かけであれば、先ほど紹介したUV耐水性の表示が無いアイテムでもOKです。せっけんで落とせるものであれば、顔と身体に使っても帰宅後にすぐ落とすこともできるので、日焼け止めのべたべたが苦手という人でも使いやすいです。
また、ほんの数分の外出のときには、UVカット加工がされている上着を羽織るのもおすすめです。紫外線を防ぐためには、ただ長袖を着て肌を隠せばよいというわけではなく、UVカット加工されたものがより効果的です。UVカット加工された服と聞くと、スポーティーなものを想像される方も多いかもしれませんが、最近ではカーディガンのような、オフィスなどの日常の生活シーンでも取り入れやすいアイテムもあるので、自分にあったものを見つけてみてください。
紫外線対策:長時間のお出かけやレジャー
長時間のお出かけの際には、しっかりと紫外線対策を行ったうえで、日焼け止めの「塗り直し」が重要です。どんなに汗や水に強いと書かれている日焼け止めであっても、服と擦れるなどの摩擦で落ちてしまうことがあるため、2~3時間おきの塗り直しが必要だといわれています。【SPF30から50+、PAスリープラス(+++)からフォープラス(++++)】を基準に、塗り直しも意識したアイテム選びが大切です。
そこで活躍するのがミストタイプの日焼け止めです。シュッと吹きかけるだけで紫外線対策ができるので、外出先などでも簡単に使えて便利です。また、夏場のオフィスは冷房の影響で乾燥することもありますが、ミストタイプの日焼け止めは乾燥対策にもなるので、一石二鳥です。
日焼け止めを塗りなおすのが大変だったり、つい忘れてしまったりする方には、手の甲まで覆うことのできるUVカット加工アイテムがおすすめです。これから暑くなる季節には、薄手で風通しのよいものを選ぶようにしましょう。また、暑くて長袖を着るのがつらい時は、半袖を着用してさらっとした素材のアームカバーをつけると、直射日光が当たらない分、涼しく紫外線対策ができるのでおすすめです。
紫外線が高いと予想されている日には、肌の露出を最小限にする必要があります。頭の先から足先まで、できる限り紫外線から守るためにも、帽子やサングラスは必ず着用してください。
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