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16日は東北中心に大雨に警戒 19日頃から「寒気南下」で北風ヒンヤリ 寒暖差注意

2025年10月13日11:56

日本気象協会 本社青山 亜紀子

今週末にかけてはたびたび雨が降り、16日(木)は東北を中心に大雨のおそれ。19日(日)頃からは北から寒気。九州から東海の暑さも収まりますが、寒暖差にご注意を。

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16日は大雨のおそれ 19日頃から気温低下

明日14日(火)は台風23号が東の海上へ離れますが、九州から東海にかけて前線がのびるでしょう。中国地方は午前中から雨の降りだす所があり、午後は近畿や東海、関東、北陸は次第に雨が降りそうです。東北も南部で雨の範囲が広がるでしょう。15日(水)は、四国から関東を中心に雨が降りそうです。

16日(木)は低気圧が発達しながら本州を通過するため、雨や風が強まるでしょう。東北を中心に警報級の大雨となるおそれがあります。その後、18日(土)は北海道の北を低気圧が進み、前線が列島を通過するでしょう。日本海側から雨の範囲が広がり、一時的に雨の降り方が強まりそうです。

この18日(土)の雨を境に北日本を中心に寒気が流れ込むでしょう。北海道の標高の高い所では雪の降る所がありそうです。20日(月)の東京都心の最高気温は19℃と、11月上旬並みでヒンヤリするでしょう。日ごとの気温差にご注意ください。東海から九州は、最高気温が25℃を超えるような所は少なくなり、昼間の暑さが収まりそうです。

晴れる日が多い 秋物のアウターが活躍

21日(火)と22日(水)は、東海や関東など太平洋側で雨が降るでしょう。23日(木)以降は九州から東海で秋晴れが続き、北海道もしばらく晴れる見込みです。関東は26日(日)に再び雨が降るでしょう。沖縄は24日(金)頃から湿った空気の影響で、ぐずついた天気になりそうです。

暑さが続くのは沖縄くらいで、季節が進むでしょう。九州から東海は、気温が上がっても23℃から24℃くらいの所が多く、ようやくこの時期らしい陽気の日が続くようになります。関東や東北は昼間でも20℃に届かず、朝晩は厚手の上着やトレンチコートが必要なくらいでしょう。北海道は11月並みの気温の日が多くなりそうです。

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青山 亜紀子

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