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大雪の裏で太平洋側は西日本を中心に渇水傾向 この先も雨は少なく節水を

2026年01月27日18:38

日本気象協会 本社福田 浩昭

関東から九州の太平洋側は降水量が少ない日が続き、向こう一週間も太平洋側は広く冬晴れが続くでしょう。西日本を中心に渇水傾向となるため、この先も節水が必要になりそうです。

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太平洋側ではほとんど降水なし

去年の年末から、日本付近は冬型の気圧配置になる日が多くなっています。日本海側では連日のように雪が降る一方、太平洋側は広く晴れて降水量が少なくなっています。
トップの画像は1月26日までの30日間の降水量を平年と比較した図です。九州から関東付近は濃い茶色で、平年の20%未満と極端な少雨になっています。東京都心も今月2日(金)に7.5ミリを観測したほかは、0.5ミリ以上の降水はなく、空気の乾燥した状態が続いています。(27日午後5時現在)
このため関東から九州の太平洋側を中心とした河川では、渇水傾向が広がってきています。

1月26日(月)現在、渇水の状況について

国土交通省によると、1月26日現在、全国12の水系で渇水調整協議会等を開催して、取水制限等の渇水対応をとっています。
近畿地整 (12/1~)、中部地整(1/15~)、四国地整(12/25~)、九州地整(12/11~)では渇水対策本部を設置しており、本省(12/11~)では渇水情報連絡室を設置しています。具体的な水系は以下の通りです。()はダム名と貯水率です。

【関東】
①久慈川水系久慈川

【中部】
②天竜川水系天竜川 (佐久間ダム:23%)
③豊川水系豊川 (大島・宇連ダム、調整池:合計20%)

【近畿】
④淀川水系琵琶湖 (琵琶湖:基準水位-56㎝)
⑤紀の川水系紀の川 (大滝ダム:9%)

【中国】
⑥江の川水系江の川 (灰塚ダム:69%)
⑦佐波川水系佐波川 (島地川・佐波川ダム:合計49%)

【四国】
⑧肱川水系肱川 (鹿野川ダム:1%、野村ダム:62%)
⑨仁淀川水系仁淀川 (大渡ダム:6%)
⑩渡川水系後川、四万十川
⑪那賀川水系那賀川 (長安口ダム:24%)

【九州】
⑫筑後川水系筑後川 (江川・寺内ダム・小石原川ダム:合計41%※2、大山ダム:29%、筑後大堰:12%、合所ダム:40%)

※2江川・寺内ダム・小石原川ダムの合計貯水量は渇水対策容量も含む

この先も太平洋側では冬晴れが続く

北海道と東北は、日本海側を中心に雪の降る日が多いでしょう。

北陸も、向こう一週間は曇りや雪で、天気はぐずつきそうです。特に、29日(木)から30日(金)にかけては、山沿いだけでなく、平地でも大雪になる所があるでしょう。交通機関に影響がでる恐れがありますので、最新の情報にご注意下さい。

関東から九州は、太平洋側を中心に晴天が続くでしょう。山沿いには雪雲の流れ込んでくる所もありますが、まとまった降水にはならない見通しです。
また、すでに渇水している河川もありますので、この先も節水など対策が必要になるでしょう。

家庭でできる節水の方法とは?

限られた水資源を大切に使うため、普段から節水を意識した生活を心がけましょう。毎日の生活の中でできる節水方法の一例は以下の通りです。

① 歯磨きはコップを使うようにしましょう。
30秒間、水を出しっぱなしにすると、約6リットルもの水を使います。コップに水を汲んで、口をゆすぐようにしましょう。

② シャワーの水は流したままにせず、こまめに止めるようにしましょう。
シャワーを1分間、流しっぱなしにすると約12リットルの水を消費してしまいます。また、浴槽の残り湯を洗濯や掃除に再利用しましょう。一般家庭での残り湯は約180リットルです。洗濯やふき掃除、植木の水やり、まき水などに利用できます。

③ 使用した食器は溜めた水につけ、油汚れの目立つものは、紙で油分を拭き取ってから洗うようにしましょう。汚れが落ちやすくなり、水を節約することができます。また、食器洗い中はこまめに水を止めましょう

④ 洗車はバケツに水を汲んで行いましょう。

流しっぱなしに比べて、バケツに汲むと約60リットルの節水となります。

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福田 浩昭

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