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8日は北陸を中心に大雨災害に厳重警戒 太平洋側は猛暑復活も午後は天気急変に注意

2025年09月08日05:31

日本気象協会 本社小野 聡子

今日8日は、本州付近を前線が南下するため、北陸から山陰にかけて午前中を中心に非常に激しい雨の降る所も。特に新潟県や石川県など北陸を中心に大雨による土砂災害に厳重な警戒が必要です。関東から九州にかけての太平洋側は晴れて猛暑が復活するでしょう。ただ、午後は天気の急変にご注意ください。

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東北南部日本海側と北陸から山陰

今日8日は、低気圧から延びる前線が本州付近を南下し、停滞するでしょう。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、北海道から九州にかけて大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。

昼過ぎにかけて前線が通過する東北南部と北陸から山陰は、特に午前中を中心に雷を伴った激しい雨(1時間に30ミリ以上)や非常に激しい雨(1時間に50ミリ以上)が降って、大雨となる所があるでしょう。新潟県と石川県では明け方に線状降水帯が発生して大雨災害危険度が急激に高まるおそれがあります。

24時間予想降水量 北陸と中国地方は120ミリ予想

8日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方と関東甲信地方   80ミリ
北陸地方と中国地方    120ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。また、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

太平洋側は真夏の日差し 東京や名古屋は5日ぶりに猛暑復活

一方、北海道と関東から九州にかけての太平洋側はおおむね晴れる見込みです。朝の通勤・通学の時間帯から真夏のような強い日差しが照り付けるでしょう。最高気温は、東京は35℃、名古屋は36℃と、いずれも5日ぶりに猛暑日が復活する見込みです。ただ、午後は大気の状態が不安定となるため、天気が急変して、局地的に激しい雨や雷雨がありそうです。空模様の変化に注意が必要です。

土砂災害の前触れは

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員/京都検定2級

小野 聡子

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