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相次ぐ地震 北海道・三陸沖は後発地震に警戒 今日21日は雨で土砂災害に注意

2026年04月21日09:28

日本気象協会 本社小野 聡子

昨日20日(月)に三陸沖で発生した地震に伴う津波注意報は全て解除されました。一方、18日には長野県でも震度5強と5弱の地震が相次いで発生しています。各地で地震が続く中、今日21日(火)は北海道から本州付近にかけて雨が降っています。地震の影響で地盤が緩んでいる地域では、雨により土砂崩れやがけ崩れの危険が高まります。さらに「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表され、今後1週間程度は大きな地震にも引き続き注意が必要です。

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津波注意報は解除 雨で土砂崩れやがけ崩れに注意

昨日20日(月)16時53分頃、三陸沖で発生したマグニチュード7.7、最大震度5強の地震により、北海道から福島県にかけて、一時、津波警報、津波注意報が発表されました。その後、津波が十分に減衰したため、昨夜20日(月)23時45分に全て解除しました。これらの沿岸では津波に伴って若干の海面変動が観測されていますので、今後1日程度は継続する可能性が高いと考えられます。海に入っての作業や釣り、海水浴などに際しては十分な留意が必要です。また18日には長野県でも震度5強と5弱の地震が相次いで発生しており、各地で地震活動が続いています。

今日20日(月)は低気圧や前線の影響で、北海道や東北、北陸、関東などで雨の降っている所があります。地震の揺れが大きかった青森県地域でも所々で雨の降り方が強まっています。この後は次第にやむ見込みですが、午後は大気の状態が不安定で局地的に雨や雷雨となりそうです。地震の揺れの大きかった地域では、地盤が緩んでいる所がありますので、少しの雨でも土砂崩れやがけ崩れに十分注意が必要です。

北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表 1週間程度は大きな地震に注意

この地震を受けて、気象庁は、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。北海道の根室沖から三陸沖にかけての海域で大きな地震が発生したあと、さらに規模の大きい地震が続いて発生する可能性が高まった場合に注意を呼び掛けるものです。この海域では過去に一度の大きな地震のあとに、より規模の大きな地震が続いて発生した事例があるため、特に警戒が必要とされています。

「後発地震」とは、最初に起きた地震に続いて同じ領域で発生する、より大きな規模の地震を指します。例えばマグニチュード7クラスの地震のあとに、マグニチュード8から9クラスの巨大地震が発生する可能性も否定できません。

この情報が発表されても直ちに避難が必要なわけではありませんが、家具の固定や非常用持ち出し袋の確認など、日頃の備えを見直しておくことが大切です。発表後おおむね一週間は、普段以上に注意してお過ごしください。

地震から命を守るための日頃の備え

地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。

① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。

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日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員/京都検定2級

小野 聡子

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