2026年01月11日14:20
今日11日(日)と明日12日(月・成人の日)の夜は、広い範囲で国際宇宙ステーション(ISS)/「きぼう」を見るチャンスです。各地の天気や時刻、方角は?
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
上の図は、今日11日(日)の「きぼう」が見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角です。今日は18時47分頃から観察のチャンスがあります。見え始めから見え終わりまでは3分程度です。
明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。
11日(日)夜は冬型の気圧配置が強まり、今シーズン一番の強い寒気が南下します。日本海側は広く雪で、大雪や猛吹雪に警戒が必要です。寒気が強いため、濃尾平野など太平洋側にも雪雲が流れ込み積もる所があるでしょう。関東の平野部は晴れて観察のチャンスです。
明日12日(月・祝)は西から冬型の気圧配置は緩むでしょう。日本海側は雲が広がりやすく、北陸~北日本は雪が降るでしょう。四国や近畿~関東など太平洋側は晴れて、18時頃から観察のチャンスです。全国的に仰角は高めで、晴れる太平洋側では見つけやすいでしょう。ただ、18時頃は東京都心でも気温は5℃くらいと、震える寒さとなります。防寒対策を万全にしてお楽しみ下さい。
国際宇宙ステーション(ISS)が地上から見られる条件は以下の3つです。
① 晴れていること
ISSは雲より高い宇宙空間を飛んでいるので、曇っていると地上からは見えません。
② 自分の上空をISSが通過すること
ISSは同じ軌道を回っていますが、地球が自転によって回転しているため、ISSが通過する位置は変化しています。自分の上空付近をISSが通過するタイミングで見ることができます。
③ 自分のいる場所は夜で、ISSが昼であること
ISSは自分で光っているわけではなく、太陽の光を反射して明るく輝きます。ISSが地上から見えるためには、ISSには太陽の光が当たっており、地上は夜となっていなければいけません。上の図のように、ISSは地上400km上空にあるため、地上の日が落ちてからしばらくの間は太陽に照らされています。同様に、地上の日の出よりも先に上空の ISS には太陽の光が当たります。日の出前や日の入り後の約 2 時間は、地上は夜ですが400km上空はまだ昼の状態で、この時間帯に ISSが自分の上空付近を通過した時にISSを見ることができます。
明日12日(月・成人の日)は、この3つの条件が揃う所が多くなりそうです。