日本気象協会 tenki.jp

7月最初の週末は九州から警報級大雨エリアが拡大へ 雨が激しくなる前に万全な備えを

2026年07月03日16:59

日本気象協会 本社伊藤 杏子

明日4日(土)から明後日5日(日)にかけて、九州から再び警報級の大雨となり、災害のリスクが高まる恐れがあります。すでに昨日2日(木)までの雨で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や川の増水、氾濫に警戒してください。

ポイント解説へ

7月に入り梅雨最盛期の大雨 2日は九州5県で線状降水帯が発生

7月に入り、梅雨前線や台風の影響で各地で大雨になりました。特に昨日2日(木)は福岡県や長崎県、熊本県など、九州の5県で線状降水帯が発生し、大分県日田市を上流とする筑後川ではレベル5氾濫発生情報が発表されるなど、災害級の大雨になりました。日中は東海や関東などでも活発な雨雲がかかり、静岡県南伊豆町や下田市などでは一時レベル4土砂災害危険警報が発表されました。今日3日(金)は梅雨の中休みの所が多くなっていますが、長続きせず、早くも西から下り坂に向かいます。

明日4日(土)~5日(日)は九州を中心に再び大雨に警戒

今夜3日(金)からは再び梅雨前線が西日本に延びて、明後日5日(日)にかけて九州を中心に再び大雨になりそうです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため雨雲が発達しやすく、特に明日4日(土)の午前中は活発な雨雲がかかる所がありそうです。

九州で明日4日(土)18時までに予想される24時間降水量は多い所で180ミリ(長崎県)、さらにその先5日(日)18時までに予想される24時間降水量は多い所で100ミリから120ミリです。

これまでの雨ですでに地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂崩れが起きやすい状況です。山や崖など危険な場所には近づかないなど、土砂災害には厳重な警戒が必要です。また、強い雨が降り続くと川の氾濫や住宅の浸水も起こる可能性があります。自治体からの情報にも耳を傾けてください。

大雨の備え

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

最新の記事(気象予報士)

関連リンク

日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員

伊藤 杏子

伊藤 杏子の記事一覧