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今日21日は黄砂が広く飛来 花粉とのダブル影響に注意 症状悪化や洗濯物など対策を

2026年04月21日05:47

日本気象協会 本社小野 聡子

今日21日(火)は中国大陸からの黄砂が、午後にかけて日本列島の広い範囲に飛来する見込みです。花粉の飛散もわずかながら続く中、黄砂も飛来することにより、症状の悪化や洗濯物など生活への影響に注意が必要です。

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広い範囲で黄砂飛来 見通しの悪化に注意

今日21日(火)は、中国大陸からの黄砂が午後にかけて、広い範囲で飛来するでしょう。朝は西日本や北陸から北海道の日本海側を中心に黄砂が飛来し、午後にかけて、東海や関東、北海道の太平洋側にも広がる見込みです。空が霞んで見通しが悪くなったり、洗濯物や車などへ付着したりすることがありますので注意が必要です。

花粉の飛散にも注意 北海道もシラカバ花粉飛び始める

また今日21日(火)は合わせて花粉の飛散にも注意が必要です。中国、四国、近畿、東海、関東はヒノキ花粉、東北はスギ花粉の飛散が続いています。そして北海道ではシラカバ花粉が飛び始めています。今日21日(火)の花粉飛散量は、福岡や金沢、東京などは「少ない」、高知、広島、大阪、仙台は「やや多い」、名古屋は「多い」、そして札幌は「少ない」見込みです。

スギやヒノキ花粉の飛散は、九州から東北にかけて終盤にむかっていますが、完全に収まるまではもう少し時間がかかりそうです。ピークは過ぎた地域が多いものの、風の強い日などは再び飛散量が増えることがあります。また今年は気温が高めに推移している影響で、北海道でも例年より早く、さらに飛散量も多くなる可能性があります。北海道にお住まいの方や旅行を計画している方も花粉対策を意識すると良いでしょう。

黄砂とは?影響は?

黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。

黄砂・花粉を防いで快適に

黄砂や花粉をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。

① 外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
② 室内を換気する際は、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。

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日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員/京都検定2級

小野 聡子

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