16日　九州から関東は所々で雨　沖縄は警報級の大雨のおそれ　平年を上回る暖かさ(気象予報士青山　亜紀子 2024年11月16日)

16日　九州から関東は所々で雨　沖縄は警報級の大雨のおそれ　平年を上回る暖かさ

日本気象協会本社

青山　亜紀子

公開：2024年11月16日08:51

今日16日は低気圧や湿った空気の影響で、九州から関東の所々で雨。台風25号は、午後には熱帯低気圧に変わりますが、沖縄は警報級の大雨になるおそれも。最高気温は平年より大幅に高い所もあり、全国的に高温傾向が続く見込み。

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大平洋側を中心に雨
台風25号　熱帯低気圧に変わっても注意
この時期としては暖かい　服装の目安は

大平洋側を中心に雨

今日16日は、新たに発生する低気圧が九州南部付近から四国の南へと進むでしょう。九州は午前を中心に雨が降り、四国は断続的に雨が降りそうです。雷を伴って雨脚が強まる所もあるため、落雷や突風にもご注意ください。

中国地方や近畿から関東は、日の差す時間があっても、雲が広がりやすいでしょう。紀伊半島周辺など、早い所では午前中から局地的に雨。夜は関東も、沿岸部を中心に所々で雨が降りそうです。北陸は昼頃まで晴れ間が出ますが、夜は所々でにわか雨があるでしょう。お出かけの際は、折りたたみの傘をお持ちください。

東北と北海道は高気圧に覆われて、おおむね晴れる見込みです。湿度は40%前後まで下がる所もあり、カラッとした陽気になるでしょう。

台風25号　熱帯低気圧に変わっても注意

沖縄は、台風周辺から流れ込む湿った空気の影響で、大気の状態が不安定になるでしょう。

台風25号は、今日16日午前6時現在、バシー海峡をゆっくりした速さで東北東へ進んでいます。今日の午後には熱帯低気圧に変わり、先島諸島に近づくでしょう。沖縄本島地方と先島諸島では局地的には1時間に30ミリの激しい雨が降り、明日17日にかけて警報級の大雨になるおそれがあります。予想される24時間降水量(多い所)は、明日17日午前6時までに沖縄本島地方と八重山地方で80ミリ。その後、18日午前6時までに沖縄本島地方と八重山地方で60ミリとなっています。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風が吹くおそれがあります。海上では、うねりを伴った高波にご注意ください。

この時期としては暖かい　服装の目安は

最高気温は、昨日15日と同じくらいか2度ほど高い所が多いでしょう。

沖縄は曇りや雨でも気温が高く、最高気温は30℃近くまで上がりそうです。九州は23℃前後と、日中は上着いらず。四国や中国地方から関東は20℃前後の所が多いでしょう。朝晩も強い冷え込みはなく、薄手のジャケットやカーディガンなどで調節してください。北陸は22℃前後、東北は17℃前後の所が多いでしょう。朝はトレンチコートが必要な所でも、日中は日差しのもとでは暖かく感じられそうです。北海道は15℃くらいまで上がる所もあるでしょう。

全国的に平年より高く、北陸など、ひと月前くらいの暖かさの所もあります。暑さや寒さの感じ方は個人差がありますが、出かける時間帯に合わせて、服装でうまく調節してください。