26日は、九州から東海にかけての太平洋側は特に気温が上がっていて、3月並みの陽気になっています。一方、山陰から北陸にかけての日本海側は「なだれ注意報」が出ていますので、十分ご注意ください。
なだれの種類
積雪が多くなると、なだれが発生しやすくなります。なだれには、古い雪の上に新たな雪が降り積もった時に発生する「表層なだれ」と、春先に雪が緩んで発生する「全層なだれ」の2種類があります。
大雪によって積雪が増えたときは「表層なだれ」に注意が必要です。雪庇や吹き溜まりができている斜面で発生しやすいです。なだれは前兆なく発生することがあり、そのスピードは速いものでは新幹線を超えてきます。
「全層なだれ」は、多くは春に発生していますが、真冬にも発生します。急に気温が高くなると雪解けが進み、融雪水が積雪層を浸透して地面に達し、滑りやすくなるためです。 従って雨が加わると、さらに発生しやすくなります。斜面には近づかないことが大切です。