四国　日曜日は今季一番の寒さに　太平洋側でも雪の降る可能性(気象予報士川越　絵里子 2022年12月16日)

四国　日曜日は今季一番の寒さに　太平洋側でも雪の降る可能性

日本気象協会四国支店

川越　絵里子

公開：2022年12月16日16:25

あす17日(土)は低気圧の影響で広く雨となるでしょう。気温の低い時間帯は、山地や内陸部では雪となる所もありそうです。あさって18日(日)は、今季一番の強い寒気が流れ込み、瀬戸内側を中心に雪が降るでしょう。また太平洋側にも雪雲の一部が流れ込む所がありそうです。雪や寒さへの対策を万全に週末をお過ごしください。

ポイント解説へ

あす17日(土)の天気と気温
あさって18日(日)の天気と気温
積雪や路面凍結に注意

あす17日(土)の天気と気温

あす土曜日は、四国の南の海上を低気圧が進むため、日中を中心に広く雨となるでしょう。気温の低い時間帯にあたる朝にかけてと夕方以降は、山地や山間部では雪となる所があり、積雪となるおそれがあります。あすは時間に余裕を持ってお出掛けください。

日中の最高気温は10度に届かず、雨も降るため、湿った空気に体温を奪われ「しけ寒い」でしょう。重ね着などをして、体温が奪われないよう暖かくしてお過ごしください。

あさって18日(日)の天気と気温

あさって日曜日は、冬型の気圧配置が強まり、上空には先日(14日から15日)よりも強い寒気が流れ込む見込です。このため全般に寒気に伴う低い雲が広がり、瀬戸内側では四国山地沿いを中心に、平地でも雪の降る所があるでしょう。また太平洋側の沿岸部にも雪雲の一部が流れ込んで、雪の降る所がありそうです。

日中の最高気温は、松山・高松・徳島で6度から7度くらい、高知で9度くらいの見込みです。さらに北寄りの風が強まって「風冷え」も加わり、体感的には氷点下並みの寒さとなりそうです。重ね着に加えて、風を通しにくい上着を着るなどして寒さ対策を万全にお過ごしください。
また風が次第に弱まる夜から19日朝にかけては、地面付近から熱が奪われる「底冷え」が厳しくなるでしょう。