14日(土)と15日(日) 大阪など近畿で警報級大雨の恐れ 夜間に激しく降る所も
近畿地方では、明日14日(土)から15日(日)の午前中にかけて雨が降り、警報級の大雨になる所もあるでしょう。大雨による土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意をしてください。その後は晴れ間の出る日が多く、厳しい暑さとなりそうです。
14日(土)～15日(日)は警報級大雨の恐れ
明日14日(土)は梅雨前線が西日本を北上するため、近畿地方では雨が降るでしょう。
特に、夕方からは降り方が強まり、局地的に雷を伴って激しい雨となる恐れもあります。
山沿いだけでなく、市街地など平地でも警報級の大雨となる可能性があるため、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意をしてください。
15日(日)は午前中を中心に雨が降り、午後は天気が持ち直すでしょう。
ただ、降り始めからの雨量が多くなった所では、雨がやんだあとも地盤が緩んでいたり、川の水かさが増えていたりする可能性があります。
雨が小康状態になったあとも、危険な場所には近寄らないようにしてください。
16日(月)以降は猛暑日や熱帯夜の所も 熱中症に警戒
16日(月)以降は、一時的に太平洋高気圧の勢力が強まるため、近畿地方では晴れる所が多いでしょう。
昼間は強い日差しを受けて気温が上昇し、兵庫県の豊岡など、北部や内陸部を中心に、最高気温が35℃以上の猛暑日になる所もありそうです。
夜間も気温が下がりにくく、大阪や京都、神戸など市街地では、夜間の最低気温が25℃以上の熱帯夜の日もある見込みです。
昼間だけでなく、夜間も熱中症の対策が必要です。
今週末は危険な場所に近寄らないで!
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
