このあと6日頃にかけて、冬型の気圧配置が強まる見込みです。北陸地方の上空約5500メートル付近には大雪目安の氷点下36度以下の寒気が南下するでしょう。ピーク時には新潟方面で氷点下40度に迫る強烈な寒気も南下する予想となっています。更に上空約1500メートル付近には平地降雪目安の寒気を下回る氷点下12度前後の強い寒気も南下する見込みです。このため、北陸地方ではこのあと6日頃にかけて大雪ポテンシャルが非常に高くなるでしょう。
強烈な寒気が流れ込む中、日本海では発達した雪雲が帯状に連なる日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が顕在化する見込みです。この強雪帯がこのあと6日頃にかけて南北に移動しながらも北陸付近にかかり続ける見込みです。この雪雲が同じような場所に停滞すると平野部でも局地的に短時間に積雪が急増するドカ雪となる可能性があります。2021年1月のように過去にも多くの車両が立ち往生するなどの事例が複数発生しています。このJPCZの動向に関しては、直前まで見極めが必要となります。
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*日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)とは、シベリア大陸から流れ込んだ冷たい気流が、朝鮮半島北部の長白山脈によって一旦分流されたあと、風下である日本海上で再合流、活発な上昇気流となってできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。