17日は前線は日本の東の海上へ抜けますが、上空約5500メートルに氷点下27度以下の非常に強い寒気を伴った気圧の谷が、日本海から東日本を進む見込みです。北陸地方は大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
室堂平は、吹雪となり厳冬期に近い気象条件となりそうです。新たに積雪となり、西よりの暴風で見通しが悪く、何かにつかまっていないと立っていられない程になることもありそうです。
特に室堂ターミナルから離れて、スキーやバックカントリー、雪上散策や稜線歩きなどを計画されている方は、
最新の気象情報等を確認し、日程変更も含め慎重な行動や判断をしてください。天候の急変時には、目も開けていられないほどの激しい吹雪や顔を叩きつける風雪があり、低体温症リスクが一気に高まるでしょう。入山する場合は、必ず入山届を提出し、万一雪崩等に巻き込まれた際の安全確保のため、雪崩ビーコン、プローブ、ショベルも必ず携帯するようにして下さい。
その他、立ち入り禁止区域として、高濃度の火山ガスが充満する地獄谷立入禁止区域、除雪作業区域、ライチョウ保護区域がありますので、必ずルールマップで確認して下さい。