北海道 雪が降るたび 春に近づく
北海道では、これからの一週間で春と冬が行ったり来たりします。冬の寒さに戻る日、春のぽかぽか陽気となる日はいつなのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。
一歩ずつ、春へと向かって
北海道では、今日(24日)は次第に雲が広がり、夕方以降は道央や道南方面で雪が降り出します。夜は雷を伴って強く降ることがあるでしょう。明日(25日)は、日本海側と太平洋側を中心に雪が降る見込みです。明後日(26日)は冬型の気圧配置となり、日本海側やオホーツク海側で雪が降り、再び真冬日の所が多くなりそうです。しかし、来週月曜日(27日)から火曜日(28日)にかけて、一気に春の空気が流れ込むでしょう。火曜日(28日)は各地で春の日差しが降り注ぎ、4月並みの陽気となりそうです。3月1日と2日は雪や雨の降る所があり、気温は幾分低くなりますが、3日は広く日差しが出て、春の訪れを感じられるような柔らかな空気に包まれそうです。
なだれ! 屋根からの落雪! 道路の冠水! 注意
この先、週間予報を見ると、気温が高くなったり、低くなったりを繰り返しながら、少しずつ春の暖かさとなってきそうです。さて、まだまだ雪がたくさん積もっている北海道。雪解け時期の注意点をおさらいしておきましょう。まずはなだれについて、次のことに注意してください。①雪の斜面に雪庇(せっぴ)など雪が張り出した部分がある。②雪の塊が斜面を転がっている。③斜面に雪の割れ目がある。こんな時は、すぐにその場を離れて、最寄りの自治体や警察、消防署に連絡を入れましょう。次に、屋根からの落雪。急に気温が高くなると、屋根に積もった雪がいっきに全部すべり落ちてくることがあります。軒下での除雪作業は、安全の確保してから始めること、また、軒下で子供たちが遊ばないように注意してあげましょう。そして、道路では排水溝が雪に埋まっているため、大きな水たまりができやすくなります。道路状況に注意し、泥ハネ運転をしないよう、歩行者を気にかけるようにしましょう。
