関東に春の到来を告げる“ヨシ焼き"
17日(土)、栃木、群馬、埼玉、茨城4県にまたがる渡良瀬遊水地で春の訪れを告げる恒例のヨシ焼きが行われました。
ヨシ焼きは夏場に日光を遮りながら風を通す葭簀(よしず)の生産が盛んだった1950年代から始まったとされています。冬に枯れたヨシを焼き払うことで害虫を駆除して、春の植物の生育を促す効果があるとされています。17日は渡良瀬遊水地(約3300ha)の約半分ほどのヨシ原が焼かれました。
例年、ヨシ焼きはヨシの狩り取り作業が行われたあとで、
天気がぐずつく前の3月半ばから彼岸ごろに行われています。
ヨシ焼きに立ち会った職員の方は
「昨夜(16日)まで雨雲がかかっていて、天気が心配でしたが、きょう(17日)は朝から青空が広がってホッとした。」
「この冬が寒かったので、ヨシ焼きを境に春は暖かくなってほしい」と話していました。