長袖をどのタイミングで着るか迷ったら、その日の気温をチェックしてみましょう。
最高気温が25℃を超える日は、日中は半袖一枚のコーディネートに問題ありません。
一方、最低気温が10℃台まで下がる場合は、夕方以降に肌寒さを感じやすくなるので、上に羽織るライトアウターを準備して外出すると安心です。
シャツやカーディガン、ジップアップパーカーなど、脱ぎ着しやすいアウターがあれば、手軽に体温調節できて便利です。
なお、気温以外では以下のようなポイントを目安にしてみましょう。
■衣替えの時期に合わせる
日本は地域によって気温差が大きいため、衣替えの時期もエリアごとに若干異なりますが、一般的に10月1日を目途に行う場合が多いようです。
参考までに、主要都市における9月下旬と10月上旬の最高気温と最低気温の平年値を一覧にまとめました。[注1]
【エリア|9月下旬の最高・最低気温|10月上旬の最高・最低気温】
札幌|20.8℃/12.3℃|18.7℃/10.3℃
仙台|23.0℃/15.6℃|21.7℃/14.2℃
東京|25.1℃/18.0℃|23.7℃/16.7℃
大阪|27.3℃/19.9℃|25.8℃/18.1℃
福岡|26.8℃/19.8℃|25.5℃/18.0℃
那覇|30.0℃/25.2℃|29.2℃/24.5℃
上記のデータを見ると、多くの地域で、9月下旬から10月上旬にかけて最高気温、最低気温ともに1~2℃ほど下がっていることがわかります。
特に関東以北は10月上旬になると最高気温が25℃を下回る日が多くなるため、日中に長袖Tシャツや七分丈シャツなどを着用していても違和感を覚えなくなるでしょう。
なお、10月に入る前でも、日が落ちた後は気温がぐっと下がることもあるので、夕方以降の冷え対策としてカーディガンやマウンテンパーカーなどのライトアウターを準備しておいた方がよいでしょう。
■周囲の様子を見て決める
自分で判断がつかない場合は、周囲の様子を見て決めるのも一つの方法です。
体感温度には個人差があるので、他の人が長袖を着用するタイミングが必ずしも自分に合っているとは限りませんが、街中やオフィスなどで長袖を着る人の割合が増えてきたら衣替えを検討してもよいでしょう。
■服装指数を参考にして決める
服装指数とは、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア「tenki.jp」で公開されている指数のことです。
朝晩や日中の予想気温をもとに、どんな服装が適しているか、わかりやすい指数で提案しています。
服装指数は5段階に分かれており、指数の高さと気温の高さは比例の関係にあります。
指数80以上は半袖シャツ一枚で過ごせる暑さですが、指数60は長袖シャツやカットソーの着用、指数50では薄手のジャケットを羽織ることが推奨されています。
そのため、服装指数が60以下の日は、半袖一枚ではなく、長袖を取り入れたコーディネートを意識してみましょう。
なお、服装指数はエリアごとに、朝・昼・夜の3段階で掲載されています。
日中の服装指数が高くても、夜間は指数が下がることもありますので、服装指数を確認するときは朝・昼・夜のすべてをチェックすることをおすすめします。
[注1]
気象庁:過去の気象データ検索