国家公安委員会の規則の改正により、警察官によるライフル銃でのクマの駆除が11月13日から可能になりました。
岩手県滝沢市では、県内で対応に当たるプロジェクトチームの出動式が行われました。
滝沢市で行われたプロジェクトチームの出動式には、県警と県外の警察組織の「銃器対策部隊」に所属する隊員8人が出席しました。
県警 藤林隆博生活安全部長
「県民の期待と信頼に応える力強い警察を体現していただき、地域住民の安全確保を最優先とした活動に、あたっていただくことをお願いする」
隊員たちは、クマの被害の深刻化を受けて、11月6日から県内に派遣されていて、12日までにクマが出没した市街地を視察したほか、猟友会からクマの性質などを学んできました。
規則の改正により警察官によるライフル銃でのクマの駆除は、13日から可能となり、プロジェクトチームでは4人1組の2チーム体制で、主に市街地にクマが出没した場合に出動するということです。
式の後、隊員たちは県内の活動拠点へと向かいました。
プロジェクトチームは今後、隊員を入れ替えながら活動していく予定です。