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    【密着】EXITが能登復興へボランティア「来てください!意外と近い」震災から1年10カ月…今支援するワケは“風化させない” 地元大学生と海岸でごみ拾いも

    2025年10月13日16:38

    「イット!」では今週、「for the NEXT」を共通テーマに、未来に向けたSDGs関連のニュースをお伝えします。

    能登半島地震から1年10カ月、まだ復旧・復興ができていないところもたくさんあります。

    そんな中、今だからこそ必要なことがあるといいます。
    過去に能登半島でライブを行ったEXITの2人が能登を支援。その活動に密着しました。

    EXITの2人が訪れたのは、石川・能登地方にある輪島市文化会館。
    まもなく取り壊されるといいます。

    兼近大樹さん:
    そうか、これもダメか。こんなでっかいところが…。

    りんたろー。さん:
    2021年、地域活性化しようぜみたいなツアーをしてたんですけど。

    兼近大樹さん:
    1000人くらいの人が来てくれてやったんですよね。

    りんたろー。さん:
    解体される前に来られて良かったね。

    兼近大樹さん:
    そうね。もう見れなかったってことですから、ちょっと遅かったら。

    震災から1年10カ月、「今だからこそ能登を支援したい」そんな思いに突き動かされたといいます。

    兼近大樹さん:
    一番みんなが(被災地に)来てくれる時期もあって、その時期通り過ぎたあとに人がなかなか来なくなってしまうので。その時期にまた行ったら、また話題になって、また(被災地に)人が来るんじゃないかなみたいな。

    能登半島地震を風化させないために。
    11日、2人が向かったのは石川・輪島市門前町。

    一般社団法人 NOTOTO.担当者:
    店舗が並んでいたんですけど、34軒中20軒が半壊以上の建物になってしまって。プレハブのこのタイプに、これも2年半という縛りがあるので、それ以内に再建とか(考えないといけない)。

    りんたろー。さん:
    あとどれくらいですか?

    一般社団法人 NOTOTO.担当者:
    あと1年半。

    りんたろー。さん:
    マジで?いける?

    一般社団法人 NOTOTO.担当者:
    …無理。

    りんたろー。さん:
    そうですよね?

    住民:
    無理。

    思わず声を上げた店舗の女性。話を聞いてみると…。

    仮店舗で営業する女性:
    まず建設業者がいないのと、価格高騰で高いのと、後継ぎいないから、建ててもらっても何年かなとか色々考えると、なかなかその一歩が踏み出せなくて…。

    仮店舗が使えるは、あと1年半ほど。
    新たに店を立てて営業するのは難しいといいます。

    被災から1年10カ月、今でも復興に向けた課題はまだ多く、火災で甚大な被害が出た輪島の象徴とも言える「朝市」は…。

    地元のシェフ・池端隼也さん:
    周りひどかったんですけど。

    りんたろー。さん:
    あれ焦げてるってことですか?

    男性:
    そう、焼けてるんです。ここ全部燃えたんで。

    燃えた区画はさら地のまま、そこには草が。
    そして、被災直後の画像を見せてもらうと…。

    りんたろー。さん:
    これ(震災)直後…。(涙を拭う)すごいっすね…。

    地元のシェフ・池端隼也さん:
    今回亡くなった人もたくさんいますし、そういう人の思いも背負ってる。いい町になるようにしたい。

    さらに、問題は海岸でも。

    門前クリーンビーチ作戦・長瀬光恵代表:
    海だったのは、今ちょうど草が生えてるところ。海岸が遠くなったことで、もっとゴミがたまる場所ができ始めたから。

    地震の影響により、4メートルも隆起したといわれる海岸。
    海だった場所が陸地となり、ゴミがたまっていました。

    今回のボランティア活動の1つは、そんな海岸を金沢大学の学生たちと清掃するというものでした。

    たった1時間ほどのゴミ拾いで大量のゴミが集まりました。

    参加した金沢大学の学生:
    やっぱり1年もたっても、意外と崩れた建物がいっぱいあったり、手の届かないところもいっぱいあったりするんですけど、有名な方が来てくれて、また能登を知ってもらって、色んな人がボランティアとか、あわよくば移住みたいな、してくれたらすごくいいなって思います。

    未だ様々な問題を抱える被災地。
    そんな能登の人たちに少しでも元気になってほしいと、2人が参加したのは地域のスポーツレクリエーション大会。

    参加者:
    (EXITは)発信力の大きい人なので、何か感じてもらえたことを全国に伝えていってほしい。

    支援活動は日が暮れても…。
    志賀町富来の富来活性化センターで炊き出しを行いました。

    女性:
    地元に住んでいる人だけでは限界があるので、ありがたいの一言です。

    りんたろー。さん:
    僕らがここに入って感じたこともあるように、見てくれた人も感じることがあったらうれしい。何か感じたものがあれば伝えていってほしい。

    兼近大樹さん:
    想像以上に簡単に来られるんで、来てください!

    りんたろー。さん:
    意外と近い。

    兼近大樹さん:
    そう、めちゃめちゃ簡単に来られるはずなんだけどなって思ってます。

    【密着】EXITが能登復興へボランティア「来てください!意外と近い」震災から1年10カ月…今支援するワケは“風化させない” 地元大学生と海岸でごみ拾いも
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