13日は全国的に冷え込み、東京都心の最高気温も1桁台でした。
2025年もあと2週間あまり。
年の瀬が近づき、各地ではお正月の準備が進んでいます。
京都の花街・祇園では、着物姿の女性が次々と稽古場に入っていきます。
13日は正月の準備を始めるという花街の伝統行事「事始め」。
芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)たちが師匠のもとを訪れ、1年のお礼と新年に向けた挨拶をしました。
京舞井上流の家元で人間国宝の井上八千代さんのもとには、朝から多くのお弟子さんたちが訪れました。
井上さんは、一人一人に励ましの言葉をかけるとお祝いの扇子を手渡しました。
小絹さん:
「舞妓さんの中で上の方になってきたさかいにしっかりして、気張りや」と言ってもらった。
小桜さん:
(来年は)今以上に稽古に精進して、下の子の手本になるような舞妓になるよう気張っていきとうす。
一足早く、華やかな新年の雰囲気に包まれた京都・祇園。
一方、千葉県の成田山新勝寺では、夜明け前の午前5時すぎから年末恒例の「すす払い」が行われました。
長さ約8メートルの「笹竹」を使って、天井や軒下のほこりを落とす僧侶や職員。
仏具や仏像は、布やはけを使って1年の汚れを払い落としていきました。
静岡・掛川市では巨大な門松作りに子供たちがチャレンジ。
地域の人たちと一緒に竹を切ったり、土を運んだりして小学校の正門の前に門松を立てました。
参加した子供は、「大変だったけどすごく楽しかった。(Q.出来栄えは?)120点」と話しました。
門松の高さは約5メートルで、2026年1月中旬まで飾られるということです。
13日は西から天気が下り坂で、全国的に真冬のような寒さとなりました。
東京都心の最高気温は8.9度と、今シーズン最も低くなりました。
代々木公園では全国のご当地グルメを楽しめるクリスマスのイベント「ふるさと東京応援祭 SHIBUYA Christmas」が開かれています。
参加者からは「すごく寒いけど、食事が温かいものがあるので楽しんでいる」「きょうめちゃくちゃ寒いので染みわたる」などの声が聞かれました。
神奈川県に「小田原おでん」や群馬県の「上州ラーメン」も人気でした。
訪れた人たちは温かい料理で冷えた体を温めていました。