エベレストでは、多くの日本人登山家も活躍しています。1970年5月11日に登山家・松浦輝夫さん(1934~2015年)と冒険家・植村直己さん(1941~1984年)が日本人として初めてエベレスト登頂に成功しました。そのため、5月11日は「エベレスト日本人初登頂記念日」となっています。
1975年5月16日には、田部井淳子さん(1939~2016年)が女性として初めてエベレスト登頂を成し遂げます。田部井さんは、女性で世界初の七大陸最高峰登頂者となる偉業も達成しました。
現在のエベレスト最高齢登頂者は、スキーヤーでもある三浦雄一郎さん(1932年~)です。2013年5月23日、達成時は80歳でした。三浦さんは70歳、75歳でもエベレストに登頂しています。女性での最高齢記録は、2012年5月19日に渡辺玉枝さん(1938年~)が73歳で達成しました。
日頃からの鍛錬あってこそとはいえ、年齢を超えた飽くなき好奇心、チャレンジ精神の賜物というほかありません!
ジョージ・マロリーは、1923年のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで「なぜエベレストに登るのか」という質問に、「そこにあるから(Because it is there.)」という有名な言葉を残しました。
人生を山に例えて考察するのも、大きな目標を持つ大切さを見出すのも、エベレストに魅入られたロマンを感じるのも、解釈する人の心が決めるシンプルな言葉です。
困難が大きければ、達成した時の喜びも大きいのは確かです。そのためには、まずは今の自分に合った「山」を見つけて登ってみるとよいかもしれませんね。
みなさんは、マロリーの言葉に何を感じましたか。
参考サイト
ナショナルジオグラフィックナショナルジオグラフィック日経新聞文春オンラインYamareco