運動機能の回復に加えて、日常生活動作(ADL、activities of daily living)の改善、最終的には生活の質(QOL、quality of life)の向上を目的とした現在の理学療法。病気、けが、高齢、障害など、何らかの原因で日常生活に困難をきたす可能性は誰にでもありえます。生活に関わる動作をひとの手を借りず自分で行いたいと思うことは自然なこと。日常生活動作を改善することは、QOL向上に大きく関わっているのです。
日本理学療法士協会のキャッチコピーは、「笑顔をあきらめない。」
当事者と家族がその人らしい生活を送ること、自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを支えることを大切にしているのですね。
理学療法の目的は、病気やけがの回復を促すことのほか、自立支援、生活支援、健康増進、介護予防など多岐に渡ります。人生100年時代といわれる今、理学療法は私たちの生活に欠かせないものといえるのではないでしょうか。
参考サイト
公益社団法人 日本理学療法士協会リカガクラボ