同じ月に2回満月がある時に、2回目の満月を「ブルームーン」と呼ぶことがあります。もともとは「ひとつの季節の間に4回満月があるときの3回目の満月」を指す言葉とされていますが、今では「同じ月の2回目の満月」の方が知られていますね。実際に月が青く見えるわけではなく、「once in a blue moon」 (めったにない)という英語の慣用句があるように、ブルームーンは「とてもめずらしい月」という意味になるようです。
10月の1回目の満月は2日でした。31日の満月は2回目になりますので「ブルームーン」に当たります。この日はハロウィンですね。満月に最も近付くのは日付が変わるすこし前。ハロウィンが終わる頃、真夜中に南の空を見上げると、そこにはブルームーンが輝いています。次回は3年先の2023年8月31日です。満月がブルームーンとなるのは19年に7回ほど。2〜3年一度しか見られない、希少な機会といえますね。
11月に入ると年の瀬も間近。本格的な寒さが訪れる前のひと時、澄み切った秋の夜空を見上げてみましょう。
参考サイト
アストロアーツ国立天文台