新月になる前の細い月が金星に近付き、神秘的な眺めとなります。月は27日には金星の右に、翌28日には金星の下に移動します。月がより高い位置にある27日が、より観測しやすいでしょう。金星の右下には火星の姿もあります。
金星の輝きと惑星の集合で彩られる明け方の空。一方、夜の星空には「しし座」や「おとめ座」といった春の星座が見られるようになりました。真夜中過ぎには「冬の大三角」が西の空に大きく傾き、南東の空に「春の大三角」が広がっています。立春を過ぎ、沈みゆく冬の星座に代わって姿を現す春の星座たちは、季節の移り変わりを感じさせてくれます。
参考文献
『アストロガイド 星空年鑑 2022』 アストロアーツ
参考サイト
アストロアーツ「明けの明星 金星」国立天文台「ほしぞら情報」