2月下旬から3月上旬にかけて、日の入り後の西の空で金星と木星が大接近し、華やかな光景に。最接近は3月2日で、0.5度(満月の見かけ直径程度)まで近付く大接近となります。
見頃の終盤を迎えて高度を下げる木星と、7月の最大光度に向けて徐々に高度を上げる金星。最接近の前後も、2惑星の位置の変化を観察してみましょう。
金星は8月中旬に、地球と太陽の間に入る「内合」となります。太陽と同じ方向に位置するため、目にすることができなくなります。その後、8月下旬ごろからは明け方の東の空に「明けの明星」として再び姿を現します。
・参考文献
『アストロガイド 星空年鑑 2023』 アストロアーツ
・参考サイト
アストロアーツ「宵の明星 金星」国立天文台「月が金星、木星に接近(2023年2月)」国立天文台「金星と木星の接近(2023年3月)」