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    コオロギは貴方の声を聞いている!?七十二候「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」

    2018年10月18日

    ライフ

    コオロギは貴方の声を聞いている!?七十二候「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」
    10月18日より寒露の末候「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」となります。キリギリスとありますが、和暦が造られた江戸時代、蟋蟀とはこおろぎのことを意味しました。「蟋蟀在戸」とは中国最古の詩篇「詩經」に記載された『豳風(ひんぷう)』(七月)の一節に由来します。
    「七月在野、八月在宇、九月在戸。十月蟋蟀、入我牀下。」蟋蟀(コオロギまたはキリギリス)は、七月は野原に、八月は宇(う・軒)に、九月は戸口に、そして十月には我が牀(しょう・寝台のこと)下に入る、とコオロギが次第に野原から家へと侵入してくるさまを描写しています。旧暦九月は概ね現在の暦の十月中~下旬になりますので、まさにコオロギは戸口までせまってきます。これは、一歩一歩とやってくる冬の足音の象徴でもあるのです。

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    ホシナ コウヤ

    漫画家ライター

    ホシナ コウヤ

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