本日6月12日は、ポルトガルやスペイン、ブラジルの縁結びの神様 聖アントニオの祝日前日です。この日は、「恋人の日」として、家族や友人、恋人同士との縁を深めるためにプレゼントや花束、鉢植えを送りあう習慣があります。
イワシやチョリソーを炭火で焼いてワインに舌鼓をうち、親しい人と過ごしたり、プレゼントを贈りあったりするのだそうです。この日は、屋台がならび、街に音楽が流れ、カラフルな装飾で街全体で盛大に祝います。恋する若者たちは「マンジェリコ」を買って、想い人にプレゼントします。「マンジェリコ」とはバジルなどのハーブを使った鉢植え、または花束のことをいい、そこに愛のメッセージを添えるのだそう。本日は、そんな「聖アントニオ」にちなんだよもやま話にふれていきます。