世界中で栽培されているオリーブの品種は1200〜1300以上あると言われています。
日本に初めてオリーブオイルが入ったのは安土・桃山時代で、宣教師が持ち込んだと言われています。1908年には香川県の小豆島、三重県、鹿児島県の3県がオリーブ栽培試験地に指定されましたが、小豆島だけが栽培に成功して果実を付けることができました。
小豆島では約60品種が導入され、ミッション、マンザニロ、ルッカ、ネバディロ・ブランコが主要オリーブとして栽培されています。
果実は苦くて生食はできませんが、塩漬けやいわゆるバージンオイルを楽しむことができます。一般に、果実の大きいものは含油率が低く塩蔵用に向き、果実の小さいものは含油率が高くオイル用に向きます。木は乾燥に強く、樹齢が長いため徐々に大木になります。オリーブの果実には小ぶりな物や大きな物、りんごの形に似た果実をつける種類もあります。
マンザニロ
果実の大きさは大、含油率9〜14%。塩蔵用。樹高は低く、よく結実する。
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ルッカ
果実の大きさは小、含油率25%。オイル用だが、塩漬けにすると味にコクがあり最高。自家結実しやすい。
ジャンボカラマタ
果実の大きさは特大。果肉が厚く、塩蔵に最適。
ミッション
果実の大きさは中、含油率15〜19%。木は直立型で、葉裏の白が目立つ。
ネバディロブランコ
果実の大きさは中、含油率17%。花粉が多く、受粉樹に最適。
参照:
NHKみんなの趣味の園芸 オリーブ