季節はすっかり秋。湯豆腐などお鍋の美味しい季節がやってきました。豆腐といえば、家族で囲むお鍋など、ノスタルジックな思い出も一緒にやってきそうです。”トーフー”というラッパの音と共に豆腐屋さんが町内をまわっていた時代、ボウルや器をもって行けば、朝つくったお豆腐を大きな包丁で切ってくれる、そんな時代もありました。
今では、スーパーやコンビニ、デパートでも、パックにはいった沢山の豆腐が売られています。「木綿」「絹ごし」「充填」「寄せ」などが主な豆腐の種類になります。
「木綿」「絹」は、漉し布の違いと思われている方も多いのでは?これは舌ざわりからきた呼び名。実際は、にがりや凝固剤を入れた後にできた「寄せ豆腐」をそのまま固めているか、湯をぬいて固めていくか、水分量の違いといえます。元来豆腐は生もので、保存のきかないものでした。「充填豆腐」の出現により、大量生産と、1週間程度の保存期間が可能になりました。
10月2日は、豆腐の日。現在は世界の健康食「TOFU」として注目されている豆腐です。豆腐よもやま話を見ていきたいと思います。