湿度とデジタル社会 ドライアイ解消でお給料と幸福度が上がるかも! ?
ヘルス
寒さは本格的になりつつあるけれど、爽やかな晴れの日も増えてきました。しかしそれは、かかとはカサカサ、顔はパリパリ、目だってゴロゴロのヤバイ季節の到来でもありますよね。冬だから目だって乾いて当たり前？ いいえ季節のせいばかりではありません。今やオフィスでPCを見つめて働く人たちの65％が、ドライアイの疑いアリ。さらにオフィスだけでなく、家庭でもスマホやデジタルゲームの普及により、1年を通してドライアイの危険にさらされているのです！
■デジタル機器は瞬きの回数が減って危険!
今や、なくてはならないツールのスマホやタブレット、小中学生が夢中になるデジダルゲーム。ＰＣで仕事をする会社員だけではなく、あらゆる人が電子機器を扱いドライアイの危険にさらされています。デジタル機器を使うとなぜ目に悪いのか。それは、集中して画面を見ることで瞬きの回数が通常の1/3にまで減ってしまうから。瞬きが少ないと潤いが奪われ、ドライアイを引き起こす原因の一つになるのです。
さらに、ドライアイがひどくなると肩こりや頭痛、鬱の症状を引き起こす可能性も！ こんな辛い症状から身体を守るためにも、夜は早めにデジタル機器を置き、目を温めながらゆっくり過ごすのもよいのかもしれませんね。
■加湿器で湿度をあげればドライアイを防げる？
乾燥を防ぐならやっぱり加湿器。最近の加湿器は、湿度を設定できるタイプも増えていますね。ドライアイを防ぐのに適しているといわれる湿度は50％。しかし、気温が20度を下回る場合だと、あっという間に空気中に含まれる湿度は1/3以下に低下してしまうという驚きのデータも！ 正しく加湿するには、別に湿度計を置いて空気中の湿度を確認しながら加湿器を調整し直すとよいですね。
しかし室内環境だけではなく目の環境、つまり涙の量や質の調整も大切。涙を増やしたり目にとどめておくためには、バランス良くビタミン類を取ること。さらに目の表面を滑らかにしたり炎症を抑える効果があると言われる「EAP」「DHA」「αリノレン酸」通称のオメガ3を多く含む、青魚やえごま油などを取ることも効果的。
これらを取り入れた食事をしたり、サプリを上手に活用するのも一つの手ですね。
■ドライアイになると年間9万3千円所得が下がる!?
今年3月に発表された、参天製薬とドライアイ研究所が行った社内調査によると「ドライアイが労働生産性を低下させる」、「睡眠の質や幸福度に影響を及ぼす」、「メタボリックシンドロームと関連する」との結果が。
これによると、ドライアイは、仕事や日々の QOL（Quality of Life）への影響が大きい疾患であるため、生産性の低下により1 人当たりの年間所得が約9 万3 千円も低下すると換算されたのです!
そうなると、もうただの目の渇きと見過ごすことはできませんね。幸せな人生を送るためにも、この冬こそ、ドライアイ対策を真剣に考えてみましょう!!
