2026年07月10日19:27
大型で非常に強い台風9号は、勢力を保ちながら北よりに進んでいます。台風はこのあと北西に進み、明日11日(土)午前中に沖縄地方に最接近、先島諸島を直撃する恐れがあります。予想される風速は瞬間で最大60m/sと、記録的な暴風が吹く恐れがあり、海上では猛烈なしけや危険警報級の高潮、土砂災害の可能性があるため、厳重な警戒が必要です。
大型で非常に強い台風9号は、10日(金)18時現在、勢力を保ちながら宮古島の南南東を北よりに進んでいます。17時頃には宮古島地方の一部が暴風域に入り、これから雨や風のピークを迎えます。台風9号の最接近は明日11日(土)の午前中で、勢力を維持したまま宮古島地方など先島諸島に直撃する恐れがあります。
今後はさらに風が強まり、明日11日(土)にかけて長時間暴風が続く見込みです。沿岸の海域ではうねりを伴い猛烈なしけや大しけの状態も続き、今夜10日(金)遅くから明日11日(土)にかけては潮位が高くなる予想です。19時現在、レベル4高潮危険警報が沖縄県南城市と八重瀬町、東村、久米島町、石垣市、竹富町、多良間村に発表されています。沿岸施設では重大な災害の恐れがあるため、浸水に厳重に警戒してください。また、台風の接近に伴い、警報級の大雨になる可能性もあります。落雷や竜巻などの激しい突風などに十分注意してください。
[風の予想]
10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
奄美地方 18メートル (30メートル)
沖縄地方 35メートル (50メートル)
11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
奄美地方 18メートル (30メートル)
沖縄地方 45メートル (60メートル)
60メートルの瞬間風速は、国内でも数年に一度観測するレベルの極めてまれな風速です。走行中のトラックが横転したり、住宅が倒壊、樹木や電柱が倒れるなど、極めて危険な状況が想定されます。不要不急の外出は控えてください。
[波の予想]
10日に予想される波の高さ
九州南部 5メートル うねりを伴う
奄美地方 9メートル うねりを伴う
沖縄地方 13メートル うねりを伴う
11日に予想される波の高さ
九州南部 6メートル うねりを伴う
奄美地方 9メートル うねりを伴う
沖縄地方 13メートル うねりを伴う
12日に予想される波の高さ
九州南部 5メートル うねりを伴う
奄美地方 6メートル うねりを伴う
沖縄地方 9メートル うねりを伴う
沖縄地方では12日も猛烈なしけとなり、奄美地方では12日も大しけとなりそうです。
[雨の予想]
10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
沖縄地方 300ミリ
その後、11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
沖縄地方 60ミリ
となっています。
台風など発達した低気圧が接近すると、高潮が発生しやすくなります。高潮の時に危険な場所には、次の5つです。
①海岸付近の低い土地です。海抜ゼロメートル地帯などでは、海水が海岸堤防を超えると、猛烈な勢いで流れ込んできます。
②海底が遠浅の所では、強い風によって、大量の海水が海岸へ吹き寄せられるだけでなく、海水の戻りが妨げられるので、海岸へ吹き寄せる海水の量が更に増えます。
③河口部は、海からの高潮に加えて、川の増水による洪水の危険度も高まります。
④湾奥部は、狭い所に海水が集まるので、水位が上がりやすくなります。湾の長さが長いほど、強い風によって海水が吹き寄せられて、海水面が大きく上昇します。
⑤V字谷など、急に奥が狭まっている地形では、押し寄せた波が一か所に集中するので、急に波が迫ってくることもあります。
高潮の恐れがある場合は、このような所から避難して、絶対に近づかないでください。