4月スタートは冬型の気圧配置　寒の戻りで雪の降る所も　次の雨は花散らしの雨か(気象予報士青山　亜紀子 2022年03月31日)

4月スタートは冬型の気圧配置　寒の戻りで雪の降る所も　次の雨は花散らしの雨か

日本気象協会本社

青山　亜紀子

公開：2022年03月31日15:39

あす1日(金)、4月のスタートは冬型の気圧配置に。寒の戻りで、雪の降る所もありそう。3日(日)～4日(月)は太平洋側で雨の降る所も。四国などで花散らしの雨に。

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あす1日　寒気流入
3日～4日　花散らしの雨に

あす1日　寒気流入

あす4月1日(金)は、一時的に西高東低の冬型の気圧配置に変わるでしょう。上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気、降れば平地で雪になるような冷たい空気が、中国地方や関東付近まで流れ込みそうです。

1日(金)の朝にかけて前線の南下に伴って、雨雲も南へ。東海や関東の内陸部、北陸の山沿いなどでは、雪になる所があるでしょう。一気に積雪が増えるようなことはなくても、路面の凍結などにご注意ください。日中は晴れる所が多いですが、東北の日本海側は所々で雨や湿った雪が降りそうです。北海道は日本海側やオホーツク海側を中心に雪が降りやすく、ふぶく所もあるでしょう。

寒気の影響で、朝は冷え込みが強まります。最低気温は東京は5℃を下回り、けさ31日(木)より8℃ほど低いでしょう。最高気温は西日本で15℃を超える所もありますが、冷たい北よりの風が吹いて花冷えとなりそうです。

3日～4日　花散らしの雨に

2日(土)は高気圧に覆われて、広い範囲で晴れる見込みです。ただ、寒気の影響で朝晩は冷えるでしょう。最高気温は九州から関東で15℃くらいと、昼間も上着が必要になりそうです。

3日(日)は、気圧の谷や湿った空気の影響で、四国や近畿を中心に雨が降るでしょう。4日(月)は雨の範囲が東へ広がり、東海や関東甲信でも雨の降る所がありそうです。最新の予報では強く降ることはなさそうですが、本降りの雨になる時間もあり、風が強まることもあるでしょう。福岡と高知、東京の桜の満開は3月27日(日)でした。この週末で満開から約1週間、花散らしの雨になる所がありそうです。