2週間天気　秋雨前線による大雨に注意　台風シーズン突入へ　最新情報の確認を(気象予報士青山　亜紀子 2022年08月22日)

2週間天気　秋雨前線による大雨に注意　台風シーズン突入へ　最新情報の確認を

日本気象協会本社

青山　亜紀子

公開：2022年08月22日12:15

この先は、秋雨前線の影響で雨の降る日が多くなりそう。南の海上には台風のたまご・熱帯低気圧があり、続々と台風発生へ。最新情報をこまめに確認してください。

ポイント解説へ

前半:23日(火)～29日(月)　雨の降る日が多い
後半:30日(火)～9月4日(日)　短い周期で天気変わる

前半:23日(火)～29日(月)　雨の降る日が多い

この先は本州付近を低気圧が通過したり、秋雨前線が停滞したりするでしょう。雨の降る日が多くなりそうです。

あす23日(火)は北日本を前線が通過して、北海道や東北は日本海側を中心に、局地的に激しい雨が降るでしょう。24日(水)は関東を中心に雨雲がかかり、25日(木)からは雨の範囲が広がりそうです。27日(土)以降、前線の位置や活動の程度によっては、東海から北海道の太平洋側を中心に大雨になるおそれがあるため、最新の情報をこまめに確認してください。

また南の海上にある2つの熱帯低気圧が今後、台風に発達する見込みです。直接的な影響はなくても、沿岸ではうねりが届きそうです。前線の活動を活発化させる可能性もあります。

あす23日(火)は二十四節気の「処暑(しょしょ)」。暦の上では、暑さが収まるころです。ただ、西日本を中心に晴れる日は気温がグンと上がり、最高気温が35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。引き続き、熱中症対策をしてお過ごしください。

後半:30日(火)～9月4日(日)　短い周期で天気変わる

9月のはじめにかけては短い周期で天気が変わるでしょう。秋雨前線が停滞すると、同じような場所で大雨が続くおそれがあります。また台風シーズンを迎え、台風が発生・接近すると予報が大きく変わることもあります。台風情報や雨雲レーダーなどで情報を確認するとともに、ハザードマップや避難場所の確認、持ち出しグッズなどの点検をしておくと良いでしょう。

季節の変わり目で、気温の変化にも注意が必要です。北海道や東北の最高気温は20℃を少し超えるくらいの日が多く、過ごしやすいでしょう。関東も昼間の暑さは落ち着いて、朝晩は肌寒く感じられる日もありそうです。軽めの羽織る物を用意しておきましょう。東海から西では、日中の気温は30℃くらいまで上がる日が多く、季節の進みはゆっくりとなりそうです。