今日12日・明日13日と近畿は所々で弱い雨が降るくらい　土日は再び大雨の恐れ(気象予報士小寺　啓太 2025年06月12日)

今日12日・明日13日と近畿は所々で弱い雨が降るくらい　土日は再び大雨の恐れ

日本気象協会関西支社

小寺　啓太

公開：2025年06月12日08:18

今日12日(木)から明日13日(金)にかけて、近畿地方は所々で弱い雨が降るくらい。北部や中部を中心に少し晴れ間もあり、昨日までと比べると天気は穏やかな見込みです。一方、土日は再び雨が強まり、大雨となる恐れもあります。

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今日12日～明日13日　雨は降っても強まることはなさそう
土日　南から非常に暖かく湿った空気が流入　前線の活動が活発に
土日は広く大雨に　紀伊山地周辺は200ミリを超える可能性も

今日12日～明日13日　雨は降っても強まることはなさそう

今日12日(木)から明日13日(金)にかけて、梅雨前線は少し南へ下がり、活動も近畿の周辺ではそれほど活発にはならない見込みです。
和歌山県など南側の地域は雨が降ったりやんだり。京阪神周辺もにわか雨がありそうですが、いずれも弱い雨が中心です。多少日が差すこともあり、昨日までと比べると天気は穏やかでしょう。
一方、土日は再び広範囲で雨が強まる恐れがあります。

土日　南から非常に暖かく湿った空気が流入　前線の活動が活発に

現在、日本から離れたフィリピン周辺では海水温が高く、雨雲のもとになる水蒸気が海から大量に出てきています。雨雲が発達し、熱帯低気圧や台風1号も発生している状況。この周辺の非常に暖かく湿った空気が、週末には本州付近に延びる梅雨前線に向かって流れ込む見込みです。前線の活動が活発になり、14日(土)から15日(日)にかけては大雨となる恐れがあります。

土日は広く大雨に　紀伊山地周辺は200ミリを超える可能性も

14日(土)から15日(日)にかけては、近畿地方全般に、断続的に雨が降るでしょう。特に紀伊山地周辺ではかなり雨量が多くなり、局地的にトータルの雨量が200ミリを超える可能性もあります。京阪神周辺でも、昨日までと同じくらい雨の降り方が強まる恐れがあり、注意・警戒が必要。すでにこれまでの雨で地盤が緩んでいる所もあり、再び雨が強まると、土砂災害の危険度がかなり高まる恐れもあります。土日は防災情報に注意をして、安全な場所でお過ごしください。