【台風強度予報の延長】
台風の強度予報は、これまで3日先まででした。台風3号からは、5日先まで延長して発表されます。強度予報とは、中心気圧や最大風速、最大瞬間風速、暴風警戒域などで、台風の暴風域に入る確率も5日先まで延長します。これまでより早い段階で、台風に備えることができるようになります。
【台風進路予報の改善】
台風の進路予報は、台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を「予報円」として発表しています。台風の中心が、予報円内に進んだ場合に風速25メートル以上の暴風となる恐れがある範囲を「暴風警戒域」として示しています。台風3号からは、予報円の半径をこれまでよりも平均して約20パーセント小さくすることができ、暴風警戒域もより絞り込んだ予報が可能になります。
予報円は、これまでは予報のばらつきによらず、同じ大きさでした。台風3号からは、予報のばらつきが小さいと予報円は小さく、予報のばらつきが大きいと予報円は大きくなります。
【tenki.jpでは】「tenki.jp×JAXA 世界の雨雲の動き」で、これまで地上気象レーダでは観測できなかった低緯度帯での台風発生期・発達期の降水量分布予測を確認することができます。
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