台中市で行われた予選ラウンドは大混戦となり、最終日の12日まで、どのチームが決勝トーナメントに進むのかわからない状態になりました。
その、12日の台中市は北風が強めに吹いた一日だったことがわかりました。当日の気象データと、打者の概要、ホームランの方向をまとめると以下になります。
●3/12
・第1試合 13時~ 【晴時々曇り・25℃・北4~6m(左打ち有利)】
1本目 右打者 右中間 ギリギリ
2本目 左打者 ライト
・第2試合 20時~ 【曇・20℃・北6m(左打ち有利)】
3本目 右打者 ライト ギリギリ
北風・・・ライト方向への風(左打ち有利)
南風・・・レフト方向への風(右打ち有利)
南西風・・・ホーム⇒バックスクリーン(全打者有利)
※台中市の気象データは
tenki.jp世界天気を参考にする。
※打席の左右、ホームランの方向、スタンドインがギリギリだったかどうかは、筆者が様々なスポーツニュースの記事を参考にする。
大陸から高気圧が張り出した12日は台中市で北風が強まり、第2試合では平凡なセカンドフライが風に流されるシーンも見受けられました。
この日の1本目と3本目のホームランは、打球がレフト方向に飛びやすい右打ちのバッターから放たれました。その打球は北風の影響でライト方向に流され、ギリギリでスタンドに入ったものになりました。
一方で、打球がライト方向に飛びやすい左打ちのバッターが放ったこの日2本目のホームランは、どんどん飛距離がのび、打球は悠々とスタンドに飛び込んでいきました。12日の試合では、強い北風と試合内容の関係性が現れ、気象予報士の目線から見てとても興味深いものになりました。