東海　雨はいつから降る?　16日は広く本降りの雨　スギ花粉　大量飛散いつまで?(気象予報士竹下　のぞみ 2025年03月14日)

東海　雨はいつから降る?　16日は広く本降りの雨　スギ花粉　大量飛散いつまで?

日本気象協会中部支社

竹下　のぞみ

公開：2025年03月14日12:33

東海地方は、スギ花粉のピークが続いています。明日15日は、日中はおおむね曇り空で経過するため、スギ花粉は多く飛ぶでしょう。16日(日)は雨の一日で、飛散は多少和らぎそうです。ただ、各地で本降りの雨となり、沿岸部では横殴りの雨となる見込みです。来週にかけても、スギ花粉のピークが続き、気温変化も大きいため、体調管理に気をつけてください。

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春の晴天は長続きせず　明日15日は天気下り坂
東海　雨の降りだしはいつ?
週間天気　来週中頃まで寒の戻り
週間花粉飛散予測　大量飛散続く　ピークいつまで?

春の晴天は長続きせず　明日15日は天気下り坂

東海地方は、今夜(14日)にかけて晴天が続きますが、明日15日は、天気はゆっくり下り坂に向かうでしょう。明日15日は、次第に西から低気圧が近づく見込みです。この低気圧は、発達しながら、16日(日)にかけて本州南岸を東へ進むでしょう。

東海　雨の降りだしはいつ?

【15日(土)】
午前中は、雲が多いものの、日差しはあるでしょう。午後は、次第に雲が厚くなる見込みです。夕方以降は、三重県南部や沿岸部などで、雨の降りだす所がありそうです。お出掛けには、念のため折り畳みの傘があると安心です。最高気温は、名古屋や岐阜、静岡で15℃、津で13℃予想で、今日14日ほどの暖かさはないでしょう。

【16日(日)】
明け方には、広い範囲で雨が降るでしょう。山沿いでは、降り始めが雪の所もありますが、次第に雨に変わる見込みです。夜のはじめ頃まで、広い範囲で雨が続きますが、夜遅くには止む所が多くなるでしょう。最高気温は、名古屋と岐阜で13℃、津と静岡で12℃予想で、土曜よりも気温が下がり、冷たい雨の一日となりそうです。

三重県南部は、低気圧が近づく前から、湿った東寄りの風が吹き付けて、雨量が多くなる見込みです。沿岸部では風が強く吹くため、横殴りの雨になるでしょう。春の嵐となるため、雨の降り方に注意してください。
また、積雪が多く残っている地域では、雪解けが進む見込みです。なだれや屋根からの落雪、川の増水、路面状況の悪化など、一層注意してください。

週間天気　来週中頃まで寒の戻り

17日(月)は、一時的に冬型の気圧配置となり、寒気が流れ込む見込みです。飛騨北部などは、雪が降り、積雪となるでしょう。太平洋側は大体晴れますが、寒の戻りがありそうです。雨上がりで風も強く吹くため、花粉は大量に飛ぶでしょう。マスクやメガネなどで対策を万全にするようにしてください。
来週中頃まで、最高気温は平年を少し下回る見込みです。特に、朝晩を中心に冷えるため、寒暖差に注意してください。来週後半は、再び気温が上がり、初夏の陽気となる日もありそうです。

なお、日本気象協会が発表した「2025年桜開花・満開予想(第4回)」によりますと、桜の開花は、名古屋と岐阜は3月25日、静岡は3月26日、津は3月29日予想です。来週後半の暖かさで、桜のつぼみは、ぐんぐん膨らみそうです。

週間花粉飛散予測　大量飛散続く　ピークいつまで?

昨日13日は、雨上がりで、晴れて気温も上がったため、大量飛散となった所がありました。三重県の津市は、1㎠あたり5000個以上と、過去最も多い観測となりました。また、静岡県でも、1㎠あたり1000個以上の大量飛散となった所が多く、浜松市では2000個以上を観測しました。

来週も、「極めて多い」や「非常に多い」レベルが、多くの地域で予想されます。飛散がピークとなっているため、曇りや雨の日も、マスクやメガネなどで対策を万全にするようにしてください。3月下旬になれば、スギ花粉のピークは過ぎますが、今度は、ヒノキ花粉の飛散が次第に増える見込みです。