【速報】台風21号「マットゥモ」が発生 10月も台風シーズン
2日(木)午前9時、フィリピンの東で、台風21号「マットゥモ」が発生しました。日本に直接の影響はなさそうですが、日本近海の海面水温は平年より高く、台風が発生しやすい27℃以上の海域が広がっています。10月も台風シーズンです。いざという時に慌てないよう日頃から対策を。
台風21号「マットゥモ」発生
今日2日午前9時、フィリピンの東で台風21号「マットゥモ」が発生しました。中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。
台風21号は今後も西よりに進み、3日(金)頃にはフィリピンの北部に接近するでしょう。その後も西へ進み、南シナ海方面へ向かうでしょう。このため、日本への直接的な影響はない見込みです。
台風の名前
「マットゥモ」は、アメリカが用意した名前で「大雨」に由来しています。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。
10月も台風シーズン 本州の南から近づくケースも
台風21号は日本に直接の影響はなさそうですが、10月もまだまだ油断はできません。平年では10月に3.4個の台風が発生していますが、過去にはこの2倍くらいの数が発生したこともあります。
また、月別の平均進路を見ると、10月の台風は本州の南を進む傾向があります。陸地から離れて通ることが多いものの、本州に接近、上陸して大きな被害が出た事例もあります。
日本近海は海面水温が平年より高い状態が続いているため、今年は10月も発生数が多くなる可能性があります。日頃から大雨や暴風に備えておきましょう。